思い出のお店
芸者衆時代、大変お世話になったお店が本日最終日なのでご挨拶に伺いました。
新人時代、敬愛する小太郎お姐さんに幾度となく連れて行っていただき、カウンターで何度も涙した思い出のお店です。
ご主人は公平で気さくで素晴らしいお人柄で、大好きです。閉店が決まってから常連さんがたくさんいらしてくださってるそうです。その常連さんのお二人がいま、お三味線のお稽古にいらしてくださっています。
ご主人から、「悪いものを吸い取るから」と瓢箪をいただきました!数十年お店に飾ってあった艶と色が素晴らしい瓢箪です。
悩んでばかりだった新人時代、ご贔屓のお客様とお店に来れた中堅(?)時代、そして独立してから、、ご主人は私のいろいろな時代を全てご存知なので、涙がこみ上げてきました。そして、謙虚で真摯なご主人とお話して、改めて初心に戻る大切さを思い出しました。
一輪挿しのお花は、ゴミ収集車の運転手さんに閉店が決まったことを伝えるといただいたそうです。缶コーヒーなど、たまに差し上げていたそう。ご主人も運転手さんもあたたくて本当に素敵です。
千代柳さん、本当にありがとうございました!新人時代から心の支えでした。感謝いたします。お疲れ様でした!