80歳からの挑戦。70年ぶりによみがえった三味線
お正月明け、新しい生徒さんが70年ぶりに蘇った三味線でお稽古開始しました!
移住後たくさんお世話になっている、今年80歳を迎える日舞の先生。
初めてお稽古した曲は戦後すぐの10歳の時、「春雨」(端唄)だったそうですが、先生にけちょんけちょんに言われて辞めちゃったそう。
先生は朝鮮から引き揚げた元芸者さんだったそうですが、口伝の時代、なかなか覚えられないことを叱られたそうです。(しかし、「春雨」は、かなり上級者向けの手の込んだ長い曲です)
70年ぶりに押入れから出された三味線は、糸巻き紛失、両面皮破れ、胴掛けなし、天神欠け、、諸々ボロボロの状態。
でも、修理いただき、見事生き返りました!素晴らしくさわりがついて、よく響くいい子になりました。
修理代がかかっても、彼女にとっては、この三味線でお稽古することに意義があったのです。
最初の曲は「お江戸日本橋」。
3月に地元公民館で予定している彼女の社中と私の社中とのジョイントミニライブでの発表曲とします。
ぜひ弾き唄いできるよう、サポートさせていただきます!
孫ほどの私に敬意を払って習ってくださる彼女に応えたいと思います。