生徒さんの声~三味線を始めて変わったこと!
三味線と出会って何が変わったか?生徒さんにお聞きしてみました。
■Tさん
私は、前々から、邦楽や弦楽器の音色が好きでした。
主人が若い頃、友人たちと長唄を一曲だけ弾いて、年末の世芸大会に出るというイベントに参加しました。
半年の間、毎日、私が調弦した三味線を主人に渡し、主人が長唄「松の緑」を弾くという日々。
当時は、なんだか私も弾けそうな気になってましたが、さすがに弾けませんでした。
その後、一人と一匹の生活になり、「何か楽しみを見つけて生きなければ、ボケてしまうんじゃないか?」と、不安になりました。
そんな時、インターネット検索で、Zoomで教えてくださる先生が徳島にいらっしゃることを知り、早速、お電話してみました。
若々しい先生のお声!
「今から、Zoomを立ち上げてみますか?」
その場で、翌週からのお稽古が決まりました。(案ずるより産むがやすし!)
そんなことで、私の70の手習いが始まりました。
1週間に一度のお稽古をお願いしましたので、毎日、気が抜けません。
お稽古を始めて知った、生活の中に音楽があるという楽しさ!
弾きながら唄う難しさには苦戦していますが、これも頭の体操と思い、日々、頑張っています。
三味線を弾かなかった日は、夜、休む時「あー、今日は三味線を弾かなかったなー、明日は頑張るぞー」と、思って寝ます(笑)。
私が好きなのは、小唄や端唄です。たくさんの曲がありますが、少しでも多く、弾き唄える曲を増やしていきたいです。
そして、ただ一生懸命演奏するのではなく、ゆとりを持ち“味のある唄”を弾き唄いできるようになることがこれからの夢です!
■Kさん
苦しいけれども、毎日がより充実してきました。
なかなか上達はしませんが、地道な努力が音や曲に表れてきたときはすごく嬉しいですし、また、頑張ろうという意欲につながり、日々の生活に張りや楽しみが増えました。
リモートであるにもかかわらず、同じお稽古の皆さんとつながることができて、三味線に対しての視野も広がってきました。以前は考えられないことでしたので、良かったと思っています。
■Sさん
①家族とのコミュニケーションも増えて、音楽に関する会話が深く出来るようになった。
②三味線の魅力、素晴らしさを多くの人に知ってもらい、楽しさを分かちあえる仲間が増えたら良い。
③先生に感謝、私が三味線を習い弾くにあたって関わっている全ての方に感謝です。
④健康年齢以上は続けて楽しみたいと思い、健康を意識した生活をするようになりました!
■Hさん
三味線と出会って変わったことは、生活の面で日々の楽しみが増えたことです。
弾いているときはとても楽しく、また、無心になります。そのことがストレスの軽減になっていると、感じています。
あと、民謡などは全く興味がなかったのですが、(むしろ嫌いでした)好きになった自分にビックリです!
昔の名もない庶民はどんな生活をし、どのような娯楽をささやかに楽しんでいたか、そういうことも知りたいと思うようになりました。
■Uさん
①日本がより好きになりました!
三味線がきっかけで、今まであまり馴染みがなかった民謡や端唄を聴くようになりました。様々な唄を聴くことで、その地域の文化や歴史、そこに暮らした人々の想いを知ることができました。時代は変わっても心に響くものが多く、改めて日本の風土の美しさや、日本人の豊かな感性に気づきました。
②目標をもって生活できるようになりました!
これまでは、日々を必死に生きているだけでした。
でも、三味線を始めてから、短いスパンでは「次のお稽古までに、教えてもらったところを直したい」という小さな目標ができ、長いスパンでは、「もっともっと声の出し方や撥の動かし方をレベルアップして、数年後には、あの唄を上手に弾き唄いできるようになりたい」「いつか人前で演奏してみたい」「おばあちゃんになっても三味線を弾いていられるように、健康でいなくちゃ!」など、目標というか、夢ができました。
■Iさん
先生に教わってから、生活に潤いがプラスされました。毎日少しですが練習しているので、生活に張りが出来たと思います。どうもありがとうございます。
■Hさん
三味線を趣味に持つことで生活がどう変わったか。
①幅広い年齢層の方々と関わりができた。
②何事も基礎を大事にするようになった。(料理など)
③三味線を始める前より生活に充実感があり、以前より性格が穏やかになったように思う。
■Kさん
私は、子どもの頃、祖母と一緒に三味線を習っていたので、今、すごーく祖母を近くに感じられます。
なかなか上手に弾けませんが、それでも、演奏する時間はあたたかい時間になっています!
子育てや家事に追われ、自分だけではなかなか弾く気になれず、先生に教えていただき、背中を押してもらうことで、味わえる時間です。ありがとうございます!
■Yさん
とにかく楽しみが増えました!
・疲れている時も、ただ三味線を触って音を出すだけで、癒やされます。
・調子が良い時は、集中して練習することで、頭がスッキリ!気分転換にもなります。
・上達を実感できるようになると、人に聴いてもらいたくなります。
・いろいろな場所で演奏する機会が増え、聴いてくださった方の「ナマの手応え」を感じることが、喜びとなっています。
・三味線のYouTubeチャンネルを開設しましたが、遠方の家族や友人にも、自分の元気な姿を見てもらうことができています。
・皆さんの反応が楽しくて、選曲や衣装に工夫を凝らしたくなります。
・今まで自分が挑戦してこなかった曲を知り、演奏したくなることで、演奏曲の幅が広がっています。
・同じ三味線を趣味に持つ方との出会いだけでなく、他ジャンルの趣味の方との出会いも増え、刺激を受けています。
というわけで、とにかく楽しみがたくさんです。
■Tさん
三味線を始めたことで、長唄や津軽、民謡、義太夫など、様々な三味線のジャンルについて、また、そこから歌舞伎や伝統文化について、どんどん関心が広がりました。
何より、スポーツなどと同じで、自分自身でプレイすることは、見ているだけより楽しいです。
演奏を聴く時も、演奏の難しさや曲の背景が少しでも分かると、更に楽しめるようになりました。
これが、三味線を始めて変わったと感じるところです。
■Nさん
私は、三味線を始めて、改めて「縁」っておもしろいな…と、感じています。
コロナ禍で三味線を習い始めて、自粛などもありましたが、家での時間を苦痛なく、毎日happyに過ごすことができています。
コロナ禍にあっても交友関係がむしろ増えて、「藍先生と愉快な仲間たち」と、リアルやオンラインなど様々ですが、刺激的な交流ができています。
先生や先輩方の影響で着物にも目覚めて、ついに自分用の着物を仕立ててしまいました。おさらい会で着れたらいいなぁ…と、計画中です。
今後も、三味線はもちろん、楽しいことにどんどんチャレンジしていこうと思います。