「紅葉の橋」日舞コラボ動画を公開しました!

次の曲は「紅葉の橋」です。
この時期にぴったりの端唄を代表する曲です。

1879年に来日したアメリカ大統領を歓迎するために作られた、芸妓衆の踊りのための曲です。

古今和歌集に「天河(あまのがわ) 紅葉をはしに わたせばや たなばたづめの 秋をしもまつ」とも詠まれているように、天の川に関する故事を元にしています。

年に一度だけ「かささぎ橋」の上で会える織姫と彦星。「かささぎ」が羽根を重ねて作った橋だと言われています。

この曲には、掛詞が多数!日本語っていいですね!

「紅葉の橋のたもとから 袖を垣根の言づてに」
>「橋のたもと」と「着物のたもと」、「袖をかきあげる」と「垣根」

「ちょっと耳をばかささぎの」
>「耳を貸す」と「かささぎ」

「霜もいつしか白々と」
>かささぎの身体の「白」と、霜の「白」

「雪をめぐらす舞の手や」
>「雪がめぐる(宙に舞っている)」と「舞の手がめぐる」

ぜひ踊りにご注目いただき、ご覧いただければと思います♪
紅葉の枝を持って踊っていただきました!