生徒さんの三味線購入
三味線を習って8ヶ月の生徒さんが、紅木(高級素材)の新品三味線をご購入されました❗️
今後の演奏の方向性を踏まえて、見繕わせていただきました。
阿波踊りの踊り手として、代表で海外に行かれたり、連合同の選抜でも舞台に立たれてるような女性ですが、お稽古に対する姿勢も、とても謙虚で誠実でした。
うちでは、中古三味線もしっかりメンテナンスしてお手軽価格でお譲りしていますが、彼女が新品の、しかも、上等の三味線を買ってくださったことが、とても嬉しい❗️覚悟が伝わってきます。
最初習いに来られた時は、三味線は阿波踊りのおまけ的な意識だったと思います。
でも、お稽古を受けていく中で、お気持ちが変化された。それが、今回のご購入に結びついた。。。
私も元踊り手で、幼少期からの阿波踊り好きです。リズムを聴くと、ワクワク浮き立ちます。
でも、連や人によっては、三味線が踊りのおまけ的扱いがあまりに多すぎる。。。
芸道としての三味線が当たり前の他県ではない現象だと思います。
扱いも雑、調弦も教えない。あくまでお祭りだから、それでもいいかもしれませんが、三味線を生業にしてる私は、それを悲しく思っていました。
しかし、芸を芸としてちゃんと極めたいという彼女の気持ちが伝わってきて、本当に嬉しいです。
中古でも新品でも、お稽古用の花梨の三味線でも舞台用の紅木三味線でも、いい悪いはないと思っています。
自分の手元に来たからには、大事に大切にかわいがる。安い花梨だから音が悪いとかじゃなく、それは、調弦の技術の問題なだけだったりします。
うちの生徒さんには、それをできる限り伝えてきました。
なので、高級三味線の紅木だからいい、というわけではありません。
でも、芸を伝えたい、、、芸に向かう気持ちを伝えたい、、、それがちゃんと生徒さんに伝わった‼️
これだけで、今日はハッピーです!