命の輝き

食べきれなかった小松菜がすっかり菜の花に❗️✨
春ですねえ。
昨年春、重篤なご病気になり、一旦会を辞められた方がいらっしゃいました。それまではとても熱心にお稽古に来られていました。彼女からメールでご病気、退会のことをご連絡いただき、大変ショックを受けたことを思い出します。
その後は、ご自宅での療養なので、何かあるごとに主人と会いに伺っていました。お稽古に復帰して欲しいとか、そういうことじゃなく、ただ、「三味線だけの繋がりじゃないよ。あなたに会いたいから来たんだよ」と伝えてました。
それも一年近くになり、最近、彼女の住む街の教室ができました。それを彼女にお伝えしたところ、もう一度お稽古に来られたい、とのこと。
ご自宅では顔色も悪く、生気もあまりなく、お会いするたび、本当に心配でした。でも、昨日お稽古に来られた彼女の顔は輝いていました!生きる歓びを少し取り戻されたようです。
健康だと、そのありがたみも忘れ、人への感謝も忘れ、文句ばかり言いやすくなり、損得感情や妬みも出てきて、人として卑しい気持ちにもなったりします。
だからこそ、輝いて生きたいと願った彼女の強さに心打たれました。
その望みを繋いだ何かの1つが三味線、お稽古であったことがたまらなく嬉しいです。
私は自分が命の期限を知らされた時、三味線を弾いてるでしょうか。考えさせられます。
生徒さんから学ぶことは本当に多いです。

17362358_439903699685708_8441120893630276322_n

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です