三味線は爪が命
三味線は爪が命
三味線は基本、爪で糸を押さえて(太い糸は指の腹)、澄んだ音色を出すので、二日に一回程度、爪を整えています。
「糸道」と言って細い溝を作り、そこで糸を押さえます。
ただし!お稽古しすぎると「糸道」が深掘りになり、音が「ビンづき」ビャンビャン変な音色になります。
お稽古しまくると、肝心な本番で爪のコンディションが崩れるので、今回のコンサートでは、毎日少しずつお稽古を積み重ねてきましたなので、コンサート直前だからと弾きまくりません。
爪の先端は、爪切りで少し平目に切り、ヤスリをかけ、必要であれば、棒状のヤスリで「糸道」を入れます。(お稽古を毎日継続してると、「糸道」がずっと残ってるので、棒状ヤスリは不要です)
万が一、爪がおかしくなったら、接着剤を塗り重ねて溝を埋めます。滅多にないですが
三味線はバチ使いも大事ですが、それと同じぐらい、指と爪が大事です
あと、お稽古をしまくると、手首の関節を痛めます。調弦で糸巻きを微調整するからです。なので、糸巻きの回しやすさも大事です。こちらもヤスリ等で調整します
演奏の裏話でした

