よくあるご質問②「大人からでも三味線弾けるようになりますか?」
はい!もちろんです。
講師の私自身が三味線を弾き始めたのは、27歳からです。また、私はもともと左利きです。最初、右手で撥を持つのは大変でした。
しかし、大人からでも、左利きであろうとも、ステップをしっかり踏んで基礎に忠実にお稽古をすれば、ちゃんと上達をいたします。
弾けるようになるかならないか、違いは、「コツコツ継続して努力できるか」「三味線を好きになれるか」です。
「和の学び舎」を立ち上げる前、個人的に教えていた生徒さん(60代後半)は、わずか2年で、多くの曲数を弾きこなせるようになりました。
最初にお教えした「黒田節」は半年。次に、端唄「木遣りくずし」に2か月。その後、リクエストいただいた「明治一代女」「博多夜船」「十三夜」「祇園小唄」などの昭和の名曲を次々と短期間でマスターし、今は、初見(はじめて譜面を見ること)でも、かなり弾けるようになっています。もちろん、調弦もできますし、弾き唄いも。
お聞きすれば、ほぼ毎日1時間は弾いているそうです。現役の社長様なので、お仕事もバリバリされていますが、帰宅されてから、お稽古されるそうです。
私も、芸者さん時代、よほどのことがない限り、一日数時間は弾いてました。旅行にも三味線を持参していました。弾けば弾くほど上達し、楽しくなってくるのです。これがお稽古の醍醐味です。
もちろん、壁にも当たります。私はもともと器用な方ではありませんので、低迷する時期もありました。しかし、同じ動作を何度も繰り返しお稽古していると、あるとき、ふっと弾けるようになったりするのです。
子供のころから稽古をして師匠になった方との違いを、認識しています。自分自身が大人からの稽古だったからこそ、不安に思われる皆様にお伝えできることが沢山あります。
「大人だけど大丈夫かな・・・」とご心配になる前に、どうぞ体験されてみてください。
押せば音がなる楽器と違い、三味線はたしかに、簡単な楽器ではありません。しかし、努力にはちゃんと応えてくれる楽器です。
様々な目的で三味線を弾きたい生徒さんがいらっしゃっています。どうぞ、体験の際は、あなたの想いをお聞かせください。環境や目的に応じて、アドバイスさせていただきます。